うつ病で５年遡及の障害基礎年金２級が決定されたケース
相談に来られた時の状況
出産前後より気分の落ち込みがひどく、塞ぎ込むことが多くなった。
家族ともコミュニケーションがとれなくなり、外出する際も緊張して吐き気があり、外出もままならないという状態であった。薬を服用し、一時期症状が落ち着いた時期もあったが、再び症状が悪化し、現在も不安定な状態は引続いており、子供の世話や日常生活についても実母に頼りきっている状態であった。
当センターの見解
労働能力は乏しく、外出も困難で、日常生活もままならない状態が長年にわたり引き続いていることから、障害等級の２級に該当し、遡及の可能性も高いと判断しました。
受任してから申請まで
初診日証明の取得サポート
初診日と障害認定日の病院が同じであったため、認定日の診断書で代用できました。
診断書の作成サポート
障害認定日から10年以上経過していたため、複数の診断書の作成が必要でした。
しかし、ご本人様の体調悪化などもあり、障害認定日の病院へ本人が出向くことが出来ず（この病院では、診断書の作成にはケースワーカーとの面談が必須でありました）、なかなか申請を進めることができない状況でありましたが、ケースワーカーのご協力のもと、医師との連携を取りながら、なんとか申請を進めることができました。
申立書の作成サポート
ご本人様と連絡がつかない状況が続きましたが、焦らず、ご本人様の体調に合わせて聞き取りをし、日常生活のことがイメージできるよう具体的に記入し作成しました。
結果
無事、５年遡及の障害基礎年金２級が決定されました。また小学生のお子様もいる方でしたので、年間約100万円の受給が決定となりました。障害年金の申請には診断書の有効期限があるなど、障害により申請を進めるのが難しい方、障害年金の申請まで考える余裕のない方がたくさんいらっしゃる中、途中で申請を諦めてしまう方もいらっしゃいます。今回の申請者の方も「自分だけでは申請できなかった」と大変喜んでいらっしゃいました。
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